アタリショックすなぁ

ハドソン iPhoneアプリ統括の柴田真人氏が1年を振り返る 予想外の市場の変化を痛感するが、今後の可能性にも期待
絵に描いたようなアタリショックすなぁ。
Android Marketも他人事じゃないというか同じことになるでしょうな。


まず端的に言えば「検索クソ」
100円の価値のゲームと1000円の価値のゲームを効果的に区別する手段がない。
各カテゴリランキングの上位枠という場所がジャンルの割にもの凄く少ない上に、安価でレート稼ぎまくったゲームが圧倒的に上に来るので、そりゃ自ずと値下げ競争に収束するのは自明。
ぱっと思いつくのは、ある程度値段でもカテゴライズしてしまうというのがあるな。0~1ドル、1~2ドル、2~5ドル、5~10ドルみたいに別々で集計。そうすれば5~10ドルでランキングに載ったゲームはそれ以上下げない(下げたら安いゲームにまみれてランキング外に落ちる可能性が高い)ので5ドルのランキングゲームの値下げ待ちとかしないし、○○人が5ドル出す価値あると判断したという基準が見えれば5ドル出す気になる。
もう一つはそもそもレーティングシステムに無理があるという考え方。
であるならば、外部に何らかの(権威があると見なされるような)プレミアムマーケットもしくはレビューサイトが出てくるようなエコシステムを確立するという手もある。
だからAndroidの「ドコモ Market」のような考え方は実は割と筋のいい考え方。つまりこれはドコモ審査を通るようなそこそこの企業が作ったそこそこのゲームですよというのをドコモが瑕疵したプレミアムマーケットなわけだ。そこそこ金出してもどうしようもないハズレを引く可能性は低い。
ただこれで課金システムが独自とかになったりすると敷居高いし、ドコモくらい請求書がコンスタントに届くとこならともかく普通はユーザの利便性も下がる。
となれば簡単なのはアフィリエイトプログラムを用意する、というのが思いつく。Amazon方式。
例えばAndroid Marketの場合、7割を作者・3割をGoogleが取っているのだけど、これを作者6・Google3・アフィ1、もしくは作者7・Google2・アフィ1、のようにしてしまう。
そうすればAndroidゲームをメシの種にしたレビューサイトといったものが成り立つようになる。精度が高い(と市場から評価された)レビューサイトはそこそこ儲かるかもしれない。
この状態に持ち込めばGoogleが得意とする「Google検索」の領域に問題を持ち込めるので、エコシステムとしてはだいぶ健全になる。自分がやりたいジャンルのゲームをググってみれば例えば4gamersとかのレビューページが引っかかって、そこから買えば4gamersにちゃりんと1割入るわけだ。実にwin-winで良い。
iPhoneは99セント地獄になってるそうだけど、無料と有料はランキングが区別されてるんで無料地獄にはなりにくいにしろ最終的には1セント地獄に近い状態になると思われる。アメリカ人心理的には99セントが底なのかな。まあどのみち市場的にはオワタ状態。
でも実はゲームって500円も100円もそんなに変わらない。人は金より時間を無駄にしたくないのだ。
個人的には運営が用意したカテゴリに当てはめてランキングにするということ自体に無理があると思ってる。だから前者は短期的な解決ではあってもエレガントではないと思う。っつかさ、これって太古のYahooのディレクトリ方式検索だよね。今時検索といったらもっとシステマティックで自律的なものじゃないの。でもMarketの紹介文から検索とか情報量少なすぎて無理。レビューまで広げても正直全然情報量足りないでしょ。じゃあアフィとか金払ってでもテキストでの情報量を増やさせるべきじゃないの。
まあ外部の一般人的な立場で言えることといえば、AppStoreとかAndroidMarketとか現時点では市場としてクソだからあれで生計立てようとはあまり思わん方がいいよみたいなことしか出来ないんだけどさ。

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